肩、背中、腰、股関節など、身体に痛みやハリ・コリを訴えてケーズリリースに来られる方々。
ほとんどの方の場合がその痛みの出るところは一箇所ではなく、常に体に力が入っていることが感じられます。
まず身体の緊張をできるだけ取り除き、リラックスすることで筋膜ケアの効果も得やすいですが、それがなかなか難しいのですね。
私自身も痛みが出やすいほうですが、ある日、呼吸体操をしていた時に、「呼吸が上の方にあるな。」と感じる時がありました。
深呼吸をする時に肩に力が入ってしまい、肩から胸のあたりの上の方の位置で息をしているという感じで、肋骨の下のお腹あたりにもグッと力が入ってしまっているのです。
そのあと、ゆっくり吐き出しても、お腹の力は入ったままの様な感じでした。
それが波及してか、腰や股関節まわりも、グッと力が入ったままの状態です。
これでは緩むことはできていないな…と思い、考えて探ったところ、これは横隔膜に力が入ったままなのだと気づきました。
そこで、呼吸する時に、吸うときは頭のてっぺんから紐で軽く引っ張られたようにスウッ〜と軽く息を吸い、吐くときはその息が喉から気管、食道、胃、腸、お尻へと、体の中を通って下へ流れ出ていくように、細く長く吐き出します。
実際には息は口から前に吐き出しますが、そのようなイメージでゆっくり吐き出すのが良いです。
その時に、お腹の力をできるだけ “だら~ん” と抜いてしまいましょう。最後に大きくため息をつくのも効果的です。
腰の痛みがある場合には、椅子に浅く腰掛けてやってみるのがおすすめです。
何回か呼吸を繰り返すと、体の緊張もほぐれて気持ちもリラックスしてきます。
腹式呼吸が健康維持に良いという話や、姿勢を良くしようとすることで、かえって身体に力が入りすぎている場合があります。
特に、日常生活のいろいろな場面で、無意識のうちに余計な力を入れていないか、まめにチェックしてみて下さい。そんな時は呼吸も浅くなっていると思います。
身体の不調の予防は日常生活の中でのご自身の体の使い方に気づくことが肝心ですね。
