★足のむくみの解消にも筋膜リリース。

60代の女性です。

2週間ほど前から両足のむくみがひどくなった。

もともと少しむくみがちでしたが、今はいつもより靴がきつく、靴下のゴムもきつくてツラいとのこと。

変形性股関節症もあり、十分に足を動かせないので、血流やリンパの流れが滞りがちなことも原因の一つと思われます。

ソケイ部や大腿の筋膜を緩ませてから、ふくらはぎのハリもリリース。

続いて、足首とくるぶしまわり、足の甲、足底と、筋膜をリリースしました。

施術後はすっきりするものの、1週間後の来店ではまたむくみが戻ってしまっていました。

ご自身でもつま先などをできる範囲で動かしてもらうことをアドバイスしたところ、週一回で3回目の施術の時にはむくみがすっきりと取れていました。

ご本人が少しでも動かすことを毎日続けたことと、食事にも気を付けられたとのことでその効果もあったと思います。

股関節など、足の痛みのせいで日常的に歩くことが少なくなっている方は、足のむくみに悩むことが多いです。

筋膜リリースで筋膜を緩ませて”流れ”を作ってあげることが必要です👣

★筋膜リリースはリラックスしながらも集中して受けることで効果UP!

40代の女性。

週に一度ヨガ教室に通っているが、股関節が固いようで開脚しずらいとのこと。

たまに普段でも痛みを感じることがある。

ネットで検索していただき、筋膜リリースが良いのではと思ったとのことで初めてお越しいただきました。

筋膜の硬くなっているところを確かめてみると、お尻(大転子)のまわりや中殿筋に硬さ有り。

また、太腿の前側や内側の筋膜に硬さがありました。

すべてリリースすると、すっきりと軽くなり、動いてもらうと可動域も広がって足が開きやすいということでした。

ヨガをやっているとのことで、施術中も呼吸を整え、リラックスして力を抜いておられたので、施術の受け方がとても上手な方だと感じました。

筋膜リリースはご本人が筋膜の緩む感覚を感じながら施術を受けていただくことも効果を上げる秘訣です。

ゆったりと気持ちを落ち着かせて、リラックスしながらも集中して施術を受けていただけると良いと思います。

★股関節まわりは、ツラい痛みになる前に筋膜リリースでケアしましょう。

月に一度のペースで施術を受けておられる70代の女性です。

坐骨神経痛と診断されて整形外科にも通ってらっしゃいます。

筋膜リリースを受けるようになって以前よりだいぶ調子が良いとのこと。

まずご本人が痛みを訴える腰や臀筋を筋リリースします。

触られた感覚が楽になったとのことで動いて確かめてもらうと大丈夫・・・と仰るのですが、

他にも筋膜の硬いところを触って、痛みや違和感を感じないか尋ねてみると、

太腿の前側、鼠径部、腸腰筋なども硬くなっていて「ちょっと痛い」とのことで、リリースしたところ痛みが消えて軽くなり、動作がしやすくなりました。

そもそも身体に痛みがあると、日ごろ決まった動作しかしないので、身体の硬くなっている箇所をご自身で認識できなくなっています。

それに気づくにはやはり普段から軽い動作でも体を動かすことが必要です。

そしてさらに筋膜リリースの施術を受けていただくことで、ご自身の筋膜の硬い部分に気づいたり、緩んだのを感じとることができるでしょう。

特に、股関節まわり、臀筋や太腿など、疲労が溜まっています。

ツラい痛みを感じる前に筋膜リリースでケアしましょう。

★私の毎朝のセルフ筋膜ケア

私が毎朝目が覚めてからやっていることを書いてみますと、

まず起きてすぐに朝の活動に入らずに、床の上で仰向けに寝て膝を立て、立てた両膝を一緒に左右にゴロンゴロンと倒してみます。すると、腰やお尻、鼠径部のあたりがつっぱって痛みが走るので、横向きになって臀筋などをリリースすると緩んできて痛みがなくなります。

仰向けになって再度動かしてみて、更にハリ感がないか確かめます。これを違和感が亡くなるまで繰り返します。他にも大腿の裏や足首など、寝たままいろいろと動作してみて、違和感が出るところがないか確かめてみます。あればリリースで緩めます。

リリースは軽く指で抑える感じで、緩むまでにそんなに時間はかかりません。

臀筋が緩んだら、再び仰向けになって、今度は胸の前で片膝を抱えてみます。鼠径部や、大腿の付け根に硬さや痛みが出ますので、これもリリースで緩ませて、曲げた時の違和感や痛みを取り除きます。楽になったら起き上がって活動し始めます。

他にも首や肩、肩甲骨まわりなどの上半身もリリースと動かすことを交互に行い、違和感が取れるまで繰り返します。

全部やっても15分くらいです。これを寝る前にもやると、朝、身体の痛みが少ないので、就寝前にもできると筋膜が緩んで快眠につながると思います。

身体に痛みがある人や硬い人は、睡眠中の寝返りが少なくなってしまい、起きた時に痛みやこわばりが出て辛いという方が多いです。

寝起きや夜に残っている筋膜の拘縮や疲労をそのままにしてしまうと、それが毎日蓄積して、やがてもっとツラい痛みが出てなかなか取れなくなってしまうということが起こります。

痛みや不調を取り除くには、日々の小さな筋膜ケアの積み重ねが大切。習慣にすることが大切です。

また、毎日こうしてご自分の身体と向き合っている方は、施術にいらしたときにもご自分の不調のある個所をわかっていて伝えてくださるので、施術者との共同作業がしやすいのです。施術を受けていただくときも「リラックスして集中」が効果的です。

筋膜リリースは筋膜が緩むきっかけを与え、筋膜が自ら緩んでいくのを促す施術です。施術で筋膜が緩んだら、それを再び固まらせないように日々ケアしていくのはお客様ご自身です。

そのために、毎日ご自身の身体に意識を向けて対話し、変化を感じ取り、リリースして少しづつ動かすということを生活に取り入れていただきたいと思います😉

★股関節まわりへのセルフ筋膜リリースを取り入れましょう。

両足に変形性股関節症がある女性です。

ケーズリリースに月2回程のペースで来ていただいていますが、施術後2日くらいは調子がいいのだけど、また痛くなってしまうとのこと。

長年の歩き方の癖や姿勢などがなかなか変えられず、怖さもあって痛みをかばう歩き方のままなので筋膜が一度緩んでもまた固まってしまうのです。

筋膜リリースの施術で痛みが軽減されて動きやすくなったら、その後は身体の癖を改めて適切な位置と使い方で歩くことを意識して日々練習していく必要があります。

その過程で今まで痛くなかったところが痛くなったりハリを感じたりする場合がありますが、そのようにして身体はバランスをとろうとするので、その都度気になった箇所をリリースして微調整していきます。

身体は毎日使われて毎日疲労しているので、疾患がない人でも毎日ケアすることっで健康維持や将来の予防につながりますし、ましてや痛みのある人なら毎日でも筋膜ケアを行った方が良いのです。

そのためにセルフケアが必要となります。

セルフケアとは、

① 筋膜リリースの施術を受けて緩んだら、日常の動作やエクササイズで今までの股関節に負担をかける歩き方などを意識して修正していくこと。

② その日に疲労した筋膜を放っておかずになるべく緩ませておくように、ご自身によるセルフ筋膜リリースを取り入れていただくこと。

セルフリリースは最初は難しいですが、施術を受けながらその感覚を感じ取っていただいたら、持ち帰ってご自宅で、ご自分の筋膜の拘縮や緩んだ時の状態に意識を向けながら行っていただくと習得しやすいです。

セルフ筋膜ケアの方法はその方の症状などに合わせてアドバイスさせていただきます。

股関節の痛みや不調の期間が長かった人ほど、回復にも時間がかかる例が多いです。股関節のまわりに違和感や痛みを感じたら早く対処することが重要です。

★手指の痛みのケアは筋膜リリースで。

手根管症候群と診断され、数か月前に右手の手術を受けた60代の女性です。

術後はしびれなどはなくなっているが、まだ少し痛みとこわばりを感じるとのこと。

筋膜リリースで緩めていったところ、すっきりとこわばりが取れ、

「ああ、こんなに違う!」と効果を実感されていました。

手のひらや手首も、やはり固くなっている筋膜や腱、靱帯などを柔らかくリリースすることで痛みやこわばりが取れてきます。

腕や肩の方も疲労が溜まっている場合がほとんどですので、そちらも併せてリリースする必要があります。

手や腕は日常的に非常に酷使していますので、予防には毎日のセルフケアが必要です。

手指の痛みやこわばりは更年期の女性にも多く、気が付くと物を持てないほどの痛みが出てしまうようなこともありますので、手術を避けるためにも早めのケアが大切です。

★ケーズリリースの現在のご予約受付体制について(7/30)

現在、ケーズリリースでは、新型コロナの感染予防対策として、午前中お一人、午後お二人までのご予約でお受けしております。

実際には午後の予約も、なるべく一件までのご利用となるように調整させていただいております。二件のご利用がある場合もご予約とご予約の間を一時間以上あけて、お部屋の除菌と換気、ベッドパットや枕カバーなどの取り換えを行っています。

これから夏休みを迎える方も多いと思いますが、コロナの感染がまた増えておりますので、また外出を控えられてお家で過ごす時間が増えているお客さまも多いようです。

伊勢崎市では日中は暑くて、外を歩くのもちょっと大変ですからね (;’∀’)

室内でも毎日体を適切に動かして運動不足にならないように気を付けましょう。

筋膜は動かさないと固まってしまい、その時間が長く続くと、痛みや不調を招いてしまいます。

筋膜ケアで筋膜を健康に保ち、コロナ禍を乗り切りましょう。

ケーズリリースでは感染予防対策を徹底してお待ちしております(^^♪

🍃多肉植物をいただき育てています。なかなか癒されますね~(^^)

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★座っているとお尻の筋肉がズキズキ痛む。

椅子に長く座っているとお尻の筋肉(梨状筋など)がズキズキ痛むという症状。

最初にケーズリリースに来ていただいたときは、ベッドに横になる姿勢で上になった足の大転子から坐骨にかけてが痛み出し、長く同じ姿勢をとれませんでした。

最近では、横になって寝ても大転子周りのつれるような痛みが出ない、車の運転でもお尻に痛みが出ない、椅子に座っているのも以前より楽になった、しゃがめるようになった。

...など、だいぶ回復されました。

お尻の筋肉は努めて動かさない方も多く、座っていることが長いと筋膜が固くなり、血流も滞って痛みが出やすいです。

坐骨神経痛などと診断されることも多く、足の方までズキズキ痛むこともあります。

ケーズリリースにいらっしゃる方々のほとんどが臀筋や梨状筋などのお尻の筋膜が固くなり、大転子や坐骨のまわり、仙骨周りにも痛みを訴えます。

これらの筋膜をリリースして緩めることで、すぐに痛みが解消される方もいらっしゃいます。

また、長く痛みを抱えていた場合にも、リリースを続けることで筋膜の質を変えていき、根本から解決することが必要ですが、先ずは痛みを取り去るということにおいても筋膜リリースで緩めてあげることが有効です。

あとは、セルフリリースに加えてお尻の筋肉をストレッチしながら動かす体操を続けていきましょう。

★筋膜リリースの効果をその都度ご自身で確かめることが回復の近道です。

左右の股関節まわりの痛みがあり、もう一年以上、月に二回ほどリピートで通われている60代の女性です。

股関節まわりの違和感が出始めたのは、ケーズリリースに来られる二年ほど前からで、最初はソケイ部に違和感があり、痛みが出て歩きずらい時がありました。

そのうちに、大転子まわりや、お尻の方も痛みやハリがある感じが続き、足が前に出づらくなり、ネット検索をしてケーズリリースに来られるようになりました。

最初の頃は施術を受けるにあたり、痛みで動作がしずらいために、どのように動かしたら痛みが強く出るのか、ご本人もその時々で違うからよくわからないということでした。

そこで最初の数回の施術では、筋肉の固くなっている箇所を触診しながら筋膜リリースで柔らかくしていきました。

だんだんと動かすのが楽になったようで、ご本人も、「ソケイ部を曲げようとするとここが痛いです。」とか、「右を上にして横向きに寝ると右大転子が引っ張られて痛む。」など、具体的に指摘していただけるようになりました。

普段の生活動作においても、どういう場面のどんな動きがしずらく痛い・・・など、ご自身の体の状態を良く意識して観察できるようになったことで、施術者の私もリリースのポイントが分かりやすくなりました。

最近ではその時々の筋膜の緩んだ感じをご本人に確かめながら施術をすすめていくことでご本人も更にリリース効果を感じやすくなったとのことです。

このように、筋膜リリースの効果は、その都度ご自身で確かめていただくことが重要です。

ケーズリリースの筋膜リリースは、筋膜が自ら緩むきっかけを与えるものであり、そこからご自分の筋肉の状態に目を向けてケアに取り組むのはお客様ご自身であるといえるでしょう。

ケーズリリースの筋膜ケアは、どちらかといえば参加型のケア法であり、ご本人が意識して取り組んでいくことが健康を取り戻す近道だと思います。

ご自分で自宅でできるエクササイズやケア法をアドバイスさせていただいております😊

★肩・腕・手指の痛みに筋膜リリース。

腕や肩のダルさや痛み、手指のこわばりなどを訴える女性がとても多いです。

最近では、女性にこのような症状が多くみられるのは更年期による女性ホルモンの低下が原因の一つであるということが言われています。

私自身も更年期で、仕事柄もあってか手や腕の痛みが出ることがありますが毎日の筋膜ケアで解消しています。

確かに女性ホルモンの影響によるとは思われますが、その症状を診るとやはり血流の滞りや筋膜のハリ、日常生活での手の疲労などもその要因であると考えられます。

施術で筋膜の緊張があるところを緩ませると痛みが和らいで手や腕を動かすのが楽になります。

次にいらっしゃった時に聞いてみると、「あ、腕の痛みはなくなりました。」と、一回で回復する方もいらっしゃいます。

手指の痛みの多くは、親指の付け根が痛んで外側に開きずらかったり、物を握る時が辛い症状です。

腕や指は、日常的に酷使していて疲労がたまっているのに、不調が出るまで無関心でケアをしている人は少ないようです。

それが40代、50代、60代になって痛みやこわばり、ハリなどの症状になって出てきてしまいます。

手や腕は普段から、入浴後などに疲労や硬さをとるためのセルフ筋膜ケアをしましょう。

肩や肩甲骨まわりをリリースし緩ませて手指の方にも血流がいきわたるように促すことも必要です。

また、不調を訴える多くの方がそれまでずっと運動不足です。

肩甲骨を意識しながら肩を回す。腕を上下に上げ下げする動きなど、簡単ですが毎日つづけて行うことでずいぶんと肩回りの状態が変わってきます。

手指は毎日使うもの。一生大事に、毎日ケアしたいものです。

施術と合わせてセルフリリースもご提案していますのでお役立てください。

★気づかなかった坐骨まわりの痛み。

70代女性の症例です。

大腿の裏側の痛みと、左の脛(すね)から足首へのしびれるような痛みがある。

うつ伏せになって大腿の裏側に手を当ててみるとハリが感じられました。

筋膜リリースで緩めていくと楽になったがまだ少しハリ感が残る様子。

二回目の施術にいらした時には、前回の施術の後からだいぶハリが取れているとのこと。

再び大腿裏の筋膜を緩めたところ、三回目には大腿裏の痛みはほとんどなくなりました。

なるべく日常生活での足裏の重心のかけ方に注意して、歩き方もアドバイスしましたが、ご本人が気を付けて実行してきたことも効果を上げたようです。

しかし、まだ脛(すね)の違和感が残っていました。

お尻の方の筋膜から触診していくと、仙骨の下の方、坐骨のまわりあたりに、ご本人も今まで気づかなかった痛みを感じるとのことで、そのあたりを緩めてみました。

すると大転子のまわりにも違和感があることに気づき、お尻全体を緩めてから立ってもらうと、足の運びが軽くなったようでした。

足の使い方が変わった感じで、下肢の運びも軽くなったとのこと。

もう少し施術を続けてもらい、脛の違和感がなくなるようにリリースを進めていきたいと思います。

★曲がったままの腰が筋膜リリースで伸びるようになった。

70代の女性の症例です。

少し前から、右の背中の下の方から骨盤あたりにかけて、ベタ~っと何か張り付いたような感じで腰が伸びない。

ズキズキするような痛みはないが、腰が曲がったままになってしまった...とのこと。

背中から骨盤まわり、臀筋(お尻)、大転子のまわり、脇腹、腸腰筋、ソケイ部、大腿など、疲労して固くなっている箇所の筋膜をリリース。

ベッドから立ち上がってもらうと、「わあ!全然違う!腰がのびる!」

ということで、一度でだいぶ改善されました。

「こんなに良くなるんだったら、近々また来ます。」とのこと。

自転車で来てくださったのですが、帰りにはスイスイと自転車をこいで帰られました。

キッチンに立つお仕事で、シンクや調理台などの位置によって偏った体の使い方が癖になっていたようです。それによって疲労が溜まって筋膜が固まってしまっていたのかもしれません。

長く放っておかずに、違和感を感じたら早めに施術を受けていただけるようにアドバイスさせていただきました。

★負荷のないゆらゆら体操で股関節を緩ませる

伊勢崎市も桜が満開です🌸

暖かさが安定してきて体を動かすのに良い季節になったと思うのですが、体に痛みがある方々は急に何かやろうとしてもなかなか一歩が踏み出せないようです (^^:)

しかし筋膜は動かさないと固まってしまいます。

ある女性は、せっかく筋膜リリースの施術で股関節まわりの痛みが軽くなってきたのに、先月までの寒い日のせいもあって体を動かすのが嫌で、ついつい動かずに一日が終わってしまう・・・という日々を過ごしてしまっていたため、また痛みがぶり返してしまいました。

それはもちろん、痛いのに運動するのはツラいですよね。私がお勧めするのは、ゆらゆらとゆすりながら、リラックスさせながら動かすような体操です。

立っていて痛みがある人も多いので、寝たまま行います。

例えば、うつ伏せになって足を肩幅くらいに開いて全身の余分な力を抜き、下腹の丹田(おへその下)あたりに意識を置いて左右に揺らし続けます。

往復20回くらい。自然呼吸しながらゆったりと気持ちよく、お尻の力も抜いて、鼠径部が緩むのを感じながら行います。

そして毎日続ける習慣ができれば、あと二つ三つエクササイズができるようになります。

ともかく動かさないことが筋膜を固まらせてしまいます。

負荷のない単純な動作でも、「その動きで、今、鼠径部が緩んでいる」と、意識を集中させながらもリラックスできるように体に感覚を覚えさせる練習が必要です。

おウチでのリリースエクササイズは、自分のからだの状態や変化を自分で意識して確認しながら行うことも大切ですね。

※痛みが強いのに力を込めて無理に行うことの無いように注意してください。

★変形性股関節症と診断され、ソケイ部が痛んで歩きにくい。

両方の股関節が変形性股関節症であり、特に右足に体重をかけずらく、歩き出しの一歩が出にくい状態のある60代の女性の症例です。

ソケイ部や臀筋、大転子まわりに痛みがあり、「お正月の三が日には長い時間座ってテレビを観ていたからか、今日は特に痛みが増している気がする。」とのことでした。

まずご本人が訴える痛みの出ているところの硬くなっている筋膜をリリースします。加えて、ご本人は普段自覚がないものの、私が触ってみて固くなっているところの太腿の内側や腸骨筋の周り、膝まわり、足首など、硬さのあるところもリリースして緩ませました。

度々動作をしてもらって、ご本人に感触を確認してもらい、痛みやハリが取れたと感じればOKです。

帰りには足が軽くなり、最初の一歩が出やすくなりました。

まだ足の動きが鈍く、日常生活で硬さが戻ってしまうので、定期的に来て施術を受けていただき、筋膜の質を変えていくところまでケアを続けていった方が良いかと思います。

ご自身でもなるべくゆるゆる体操などをして筋膜を動かしていただけるように提案させていただきました。

★坐骨神経痛と言われた症例②

やはり医療機関で坐骨神経痛だろうといわれた50代の女性の症例です。

職場での立ちっぱなしの作業が多く、夕方になると右側の腰からお尻、太腿の外側への痛みが増してツラい。

また、寝起きや長く座っていた後の立ち上がりが痛い。

ケーズリリースにはご紹介で来院されました。

施術中も横向きでしばらく寝ていると痛みが出るので、クッションを足の間に挟んだり、時々足の置き場をかえるなどしながら施術を受けていただいています。

右側のお尻や太腿の裏側などのハリを丁寧にリリースしたところ、二週間に一度、三回目の来院では痛みがだいぶ軽減しています。

厚着が嫌いで、下半身が冷えも血流不足につながってしまっていたようです。

筋膜リリースによって血流の悪さを改善し、少し動かしながら施術することで筋膜が緩んで痛みが軽減されます。

とても気持ちよく、足の運びも軽くなり、帰りには「とっても楽になりました!」とのことでした。

寝起きなどの痛みもなくなるように、もう少し定期的に来ていただけるようにしています。

腰からお尻、太腿の外側、膝、ふくらはぎ、くるぶしまでの痛みなどで悩んでいる人の多くが坐骨神経痛だろうといわれたとのことで来院されます。

坐骨神経痛の原因は脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアからくるものといわれることが多いですが、筋膜リリースで痛みのある部分や硬くなっている部分を緩ませることで、痛みが軽くなりますので、是非お試しください。