先日の北海道地震で被災された方々には、心よりお見舞い申し上げます。
SNSなどで「やっと電気がついた!」というつぶやきを見ました。
この数日間、本当に大変だったことと思います。 避難所での生活を余儀なくされている方も大勢いらっしゃるとのことで、今後の体調管理が心配ですね。
慣れない避難生活で落ち着かず、不安で眠れない方も多いとニュースで観ました。
そこで、私が普段やっている筋膜ケアにも取り入れている方法で、避難所生活の方々の体調維持やエコノミー症候群の予防などにお役にたてればと思い、簡単なものをお知らせしておきたいと思います。
まずは、身体の緊張をほぐし、気持ちが落ち着く効果のある 「手当て」をやってみてください。
ご家族やお友だち同士でお相手の肩や手、足などに手を当ててあげます。 数秒置いたら少し位置をずらしてまた数秒・・・というくらいゆっくりとやさしい圧で行います。
決して揉むような強い力を入れないで、あくまでも「手当て」というくらいやさしくです。
または、背中や腰、肘から下、膝から下などに軽く手のひらをおいてゆっくり2,3秒かけてさするのも良いです。
指先から肘、足先から膝へと、上方向へ向かってさすります。 赤ちゃんがお母さんに触れられるととても落ち着いて安心しますよね。 これは大人でも同じ効果が得られ、神経の高ぶりを抑え、不安が取り除かれてリラックス効果が得られます。
緊張して硬くなっていた筋膜が緩んで、痛みやコリなどを緩和する効果も。 しかし、それにはその人同士の間に信頼感も必要ですので、やはりご家族や友人同士などで行っていただくのが良いでしょう。
この手当て療法は、自分で自分自身の身体にも出来ますのでお一人でも是非やってみてください。
加えて、「呼吸法」も取り入れると良いです。 座ったままでも、立ったままでも良いのですが、気持ちを落ち着かせてから、3秒吸って7秒くらいでゆっくり吐き切る呼吸法を5分ほど繰り返します。
立ち姿勢で手を付けてやると体操効果もあって良いですが、ポイントは呼吸に集中して、リラックスを心がけながらやることが重要です。
人目が気になるようでしたらご家族など一緒にいる方々みんなでやれば、みんなでリラックスと集中ができてよいのではないでしょうか。
もう一つはやはり適度に身体を動かすことが大事です。 少し歩いたり、腕や足の曲げ伸ばしに加えて、軽くジャンプをしたり、肩の力を抜いて手首をぶらぶらさせる動きで身体をほぐすようにします。
陸上選手が走る前にやっているような感じです。 ジャンプは、つま先は地面につけたままでかかとだけ小さくバウンドさせるくらいで大丈夫。 転ばないように十分注意して下さい。
これらは、ご高齢の方や子どもでもできる簡単な方法ですが、こんな簡単なことでもとても効果的です。 体調に合わせて無理のないように行ってください。
今後もライフラインや交通の十分な早い普及を願うばかりです。 被災された地域の方々が体調を崩されることなく、一刻も早く落ち着いた生活を取り戻せますようお祈り申し上げます。